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26年目のフリースクール

 自民党・野党も含めた超党派の議連が、フリースクールを義務教育化しようと検討していた「多様な学び法案」が、時期尚早と慎重意見が多く、今国会では成立にはいたらなかった。不登校12万人という数字がここ10年横這いで、予算をかけ、適応教室の普及とスクールカウンセラーの配備に力を注いできたが、効果はなく、学校内でのいじめ自殺が連続する悲しい現実をなんとかしたいというので、民間の知恵や力を借りていこうという流れがおこりつつあった。安倍総理が、突然東京のフリースクールを視察するというニュースが流れたことで、ついに政府が重い腰をあげたと、民間のフリースクールや居場所を運営しているNPOなどは大きな期待を寄せるような雰囲気が流れていた。しかし自民内の抵抗勢力から強い反対意見が噴出して、頓挫してしまった。
 学校だけが学びの場ではないはずなのに、子どもたちは、学校に行かない人間はダメ人間と思い込み、学校に行けない自分を責め、だれにも相談できず、自分で自分を追いつめ、生きることをあきらめる決断をしてしまうという事件が頻発しています。「学校で死なないで」と大きな声で叫びたい。学校に行かなくてもオトナになれるよ。
 もっと平気で学校を休もう!!! といい続けないと、子どもたちには届かない。どうか親であるオトナたちは、子どもらに伝えてほしい、たかが学校なんだから、気軽に休んでいいんだよと! 学校はいのちがけで行くほどの場所ではないと、ふだんから子どもたちに伝えておこう! それが子どもの自殺が学校からなくなる唯一の方法だと思う。

by orero95 | 2016-02-15 12:37  

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